世界の野菜を旅する (講談社現代新書)

世界の野菜を旅する (講談社現代新書)

「はじめに」の中の「野菜を食べることは、その野菜が持つ物語を食べることだ。」この一文を読んで購入を決めた。

この文が指す通り、世界各地を旅しながら、野菜の物語を語っている本。
著者の野菜好きが余すこと無く伝わってくる。一字一句でその想いが伝わってくる。文章もうまく、自分も一緒に旅行先にいるかのような感覚さえも覚える。

ちょっとした蘊蓄や、野菜の食べ方なんかも書いてあるので、自分で試したくなるのも良い。レタスのサラダなんかはすでに試した。

そして、それぞれの野菜の発祥地も書いてあるのだが、自分が想像していた場所とまったく違っているのが面白い。